癌に関する臨床報告

胃癌・肝門部リンパ節転移(80歳代 男性)

80歳代 男性
主 訴 : 心窩部のしこり
既往歴 : 特記事項なし
現病歴 :
2004年5月 心窩部のしこりを訴え近医受診。胃癌・肝門部転移のため手術不能、予後3ヶ月の診断。セカンドオピニオンとフコイダンについての相談のため当院受診。精査の結果、十二指腸浸潤と幽門狭窄を伴う胃癌であることが判明。また、肝内胆管の拡張を伴った肝門部リンパ節転移も認められました。QOLを落とさず治療を行うために、UFTを定量の半分以下で投与し、同時に高分子CUAフコイダンの投与も開始しました。
まとめ :
UFTと高分子CUAフコイダンの投与を開始したところ、腫瘍マーカーの数値は減少しました。また、UFTの投与による免疫力の低下・QOLの低下や黄疸などの症状は確認されませんでした。

※当時のデータ

《腹部X線・腹部CT》

高分子CUAフコイダン量1日約8.0g
clinical_index05_03
2004年6月
 
clinical_index05_04
2004年6月

【腫瘍マーカー・免疫指標】

2004年
8月
2004年
10月
2004年
12月
2005年
1月
CEA(< 5.0) 11.9 8.9 7.9 (ng/ml)
CA19-9(< 37.0) 310 344 304 274 (U/ml)
CA125(< 35.0) 19.5 17.7 (U/ml)
IL-2R(220~530) 821 613 561 (U/ml)

胃癌術後癌性腹膜炎・腹膜播種による直腸狭窄(シュニッツラー転移)・ S状結腸狭窄(50歳代 男性)

50歳代 男性
主 訴 : 排便排ガス不良・腹部膨満感
既往歴 : 胃癌・胃全摘術・リンパ節郭清術・脾臓合併切除術・胆嚢摘出術
現病歴 :
2004年1月、他院にてシュニッツラー転移による腸閉塞のため絶食・TPN管理中でした。また、それに伴い人工肛門を考慮する状態であったためTS-1による化学療法を行いましたが肝障害による副作用のため断念し、タキソテールを使用。継続加療のため2月に当院へ転院。タキソテールは効果なしと判断し、再度TS-1による化学療法を行うため、高分子CUAフコイダンの併用療法を十分なインフォームドコンセントのもとに行いました。
まとめ :
高分子CUAフコイダンを1日約4.0g投与した結果、肝障害もなく、食事も摂れる状態になりました。また、腸閉塞症状も改善し、考慮されていた人工肛門造設も必要なくなり、ほぼCR(完全奏効)の状態まで改善しました。

※当時のデータ

《注腸造影》

高分子CUAフコイダン量1日約4.0g
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2004年3月
 
clinical_index05_06
2004年5月
 
clinical_index05_05
2004年10月

 

【腫瘍マーカー】

2004年
2月
2004年
7月
2004年
11月
2005年
5月
CA19-9(<37.0) 76 38 35 32 (U/ml)
CA125(<35.0) 43 26.3 22.7 21.6 (U/ml)

 

【免疫機能調査】

2004年7月 2004年11月 2005年4月
IL-2R(220 ~ 530) 543 349 491 (U/ml)
PHA(26,000~53,000) 18,142 28,491 38,539 (CPM)
Con-A(20,000~48,000) 23,795 30,603 42,783 (CPM)

噴門部癌(80歳代 男性)

80歳代 男性
主 訴 : 吐血
既往歴 : 脳梗塞・狭心症
現病歴 :
2002年7月 吐血を主訴に当院受診。精査にて噴門部癌の診断をうけました。 80歳という高齢に加え、家族および本人が手術を拒否。また、脳梗塞や狭心症などの疾患もあったため、抗癌剤を一切投与せず、十分なインフォームドコンセントのもと、高分子CUAフコイダン のみでの治療を行いました。
まとめ :
高分子CUAフコイダンを1日約3.0g摂取した結果、2ヶ月後には腫瘍がほとんど消失しました。

※当時のデータ

《上部消化管内視鏡》

高分子CUAフコイダン量1日約3.0g
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2002年7月
 
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2002年9月

松崎記念病院提供

難治性胃潰瘍

60歳代 女性
主 訴 : 心窩部痛
既往歴 : 胃潰瘍
現病歴 :
PPIを投与していたが、数年にわたり胃潰瘍を繰り返し、難知性胃潰瘍となりました。2013年4月よりフコイダン投与を開始しました。
まとめ :
フコイダンの併用を開始して約4ヶ月で難治性胃潰瘍が改善されました。

《上部消化管内視鏡》
1日高分子CUAフコイダン量2013年4月~1.25g
1日高分子CUAフコイダン量2013年6月~0.75g

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2013年4月
other_04
2013年8月


高分子CUAフコイダンとは…モズク由来フコイダン、メカブ由来フコイダン、アガリクス菌糸体エキス末の混合物である。

当法人は、「抗がん作用」「コレステロール低下作用」「血圧低下作用」「抗ウイルス作用」など
さまざまな生理機能が解明されている「フコイダン」について研究を行なっています。

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