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【触れることの持つ治癒力は多様】
患者にとって、優しい見舞いや励ましの言葉も大切だが、やさしく触れられること(タッチ)や抱擁、背中を撫でるといった接触は、さらに効果的だと、米マイアミ大学の心理学者でタッチ研究所長のティファニー・フィールド氏は言う。「その効果は患者の老弱にかかわらず有効です。」と彼女はいい、未熟児でも、よく抱かれれば生育が早く、肉体的な接触を良く受ける健康な赤ん坊は泣くことも少なくよく眠るともいいます。
いろいろな研究によって、触れられることの効果は、心拍や血圧、セロトニンのレベル、脳が分泌する幸福感に関わる化学物質という形でも証明されています。ストレス・ホルモンのコーチゾルを減らし、免疫力を高める働きもあるようです。触れることや抱擁は、与える側にも効果があります。高齢者に子供をマッサージさせると、高齢者のうつ病や不安症が改善されるという報告もあります。ですから、昔から言われている「手当て」という行為は非常に大事です。「治療=手当て」なのです。医療従事者はもう一度思い返すいい時期ではないでしょうか。 |
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