フコイダンによるHTLV-1感染の阻害効果がすでに報告されており、モズク由来フコイダンのHTLV-1感染T細胞の増殖に及ぼす効果が検討されている。
HTLV-1感染T細胞株、ATL白血病細胞、HTLV-1キャリアおよび健常人末梢血単核球の生存率をWST-8法にて検討するとともに、アポトーシスは7A6抗原の発現をフローサイトメーターで解析した結果、フコイダンは健常人末梢血単核球の生存率には影響を及ぼさなかった。だが、HTLV-1感染T細胞株、ATL白血病細胞、HTLV-1キャリア末梢血単核球の生存率は濃度依存的に抑制した。
また、HTLV-1感染T細胞株をSCIDマウスに生着させ、フコイダンあるいは滅菌精製水を連日経口投与し、腫瘍容積を算定した結果、フコイダン投与群では腫瘍容積に有意差が認められ、抗腫瘍効果が認められた。
(H15.9月 第62回 日本癌学会総会記事 会員企業:株式会社沖縄発酵化学) |