癌に関する臨床報告

左乳癌・肺転移・癌性胸膜炎(60歳代 女性)

60歳代 女性
主 訴 : 特記事項なし
既往歴 : 非定型的乳房切除術 stageⅣ(2001年)
現病歴 :
2001年5月左乳癌に対する左非定型的乳房切除術施行。その後、抗癌剤(CMF) を6クール施行するが、経過があまりよくなく、2002年4月肺転移が見つかり、また、胸水が溜まり、癌性胸膜炎を併発。胸水細胞診では classⅤ。そのため抗癌剤をタキソテールに変更して6月より治療開始。治療開始後も食欲不振が続いたため、本人と家族に了解を頂き、高分子CUAフコイダンの投与を開始しました。
まとめ :
治療開始後も食欲不振が続いたため、本人とご家族に了解を頂き、高分子CUAフコイダンの投与を開始したところ、2クール目から食欲も回復し、胸水も減少。胸水細胞診もclassⅠとなりました。

※当時のデータ

《胸部X線》

高分子CUAフコイダン量1日約4.0g
clinical_index04_07
2002年6月
 
clinical_index04_08
2002年8月

 

【腫瘍マーカー】

2002年7月 2002年8月 2002年9月
CEA (< 5.0) 264 235 187 (ng/ml)
NCC-ST-439(< 7.0) 110 120 79 (U/ml)
CA15-3 (< 25.0) 110 130 97 (U/ml)

松崎記念病院提供

左乳癌・転移性乳癌(右)・両側頸部・鎖骨下・腋窩リンパ節転移・ 両側上肢リンパ浮腫(40歳代 女性)

40歳代 女性
主 訴 : 左胸しこり
既往歴 : 特記事項なし
現病歴 :
左胸のしこりを自覚し、乳腺外科受診するも結果を聞きに行かず放置。フコイダンについての相談から2004年4月当院受診。精査にて左乳癌・転移性乳癌(右)・両側頸部・鎖骨下・腋窩リンパ節転移・両側上肢リンパ浮腫の診断を得ました。高分子CUAフコイダンの単独療法を希望されるも夜間化学療法との併用がより効果を認めるとの判断からタキソテールとの併用を行いました。また、夜間化学療法後に高気圧酸素療法も併用することでより効果増強をはかりました。
まとめ :
計6クール行い、多臓器転移もなく腫瘍マーカーの変化も認めず、原発巣の腫瘍縮小・リンパ節転移の縮小・左右リンパ浮腫の消失を認め、PR(Partial Response:部分寛解・有効)の状態になりました。

※当時のデータ

《胸部CT》

高分子CUAフコイダン量1日約8.0g
clinical_index04_05
2004年4月
 
clinical_index04_06
2004年8月

 

【腫瘍マーカー】

2004年
6月
2004年
8月
2004年
11月
2005年
1月
CEA (< 5.0) 1.6 1.4 1.3 (ng/ml)
CA19-9 (< 37.0) 121 32 12 8 (U/ml)

 

【免疫機能検査】

2004年
6月
2004年
8月
2004年
11月
2005年
1月
IL-2R (220~530) 379 272 407 289 (U/ml)

松崎記念病院提供

右乳癌術後頸部リンパ節転移・両側腋窩リンパ節転移・胸壁転移・ 両側胸水・骨転移(50歳代 女性)

50歳代 女性
主 訴 : 顔面・右上肢のむくみ・癌性疼痛
既往歴 : 右乳癌・乳房温存術
現病歴 :
2002年8月に右乳癌の乳房温存術を行い、術後に放射線療法を施行。2003年3月に右鎖骨上リンパ節転移。化学療法(CEF)を受けました。しかし、顕著な好中球減少のため、1クールで抗癌剤を中止。その後両側頸部、両側腋窩転移が認められたため、放射線療法に切りかえるが改善が見られないため2003年8月当院受診。 精密検査にて両側頸部リンパ節転移、両側腋窩リンパ節転移、胸壁転移、両側胸水があり、骨転移もみられたためすぐにタキソテールと高分子CUAフコイダンによる治療を開始しました。
まとめ :
治療開始3日後から顔面や右上肢のむくみがとれはじめ、9月からは2回目の化学療法開始と同時に左側頸部リンパ節と両側腋窩リンパ節、癌性胸水がほぼ消失。その後、右頸部リンパ節も縮小しました。

※当時のデータ

《胸部CT》
高分子CUAフコイダン量1日約12.0g

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2003年8月
clinical_index04_04
2003年9月

乳癌術後・脳転移(30歳代 女性)

30歳代 女性
主 訴 : 化学療法・放射線療法による副作用
既往歴 : 乳癌
現病歴 :
2010年3月前頭部皮質に3×3.3cmの腫瘍(乳癌転移)、手術、サイバーナイフにより摘出。 2010年9月脳腫瘍再発。化学療法・放射線療法・フコイダン療法を開始しました。
まとめ :
フコイダン療法により、2010年11月には脳腫瘍のサイズが1/4に縮小したことが確認されました。翌年4月には脳腫瘍はさらに縮小しPRの状態になりました。また、化学療法・放射線療法の副作用も軽減しました。

※当時のデータ

《頭部MRI》
高分子CUAフコイダン量1日約6.0g(2010年9月)
高分子CUAフコイダン量1日約5.0g(2010年11月)
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2010年10月

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2011年4月


高分子CUAフコイダンとは…モズク由来フコイダン、メカブ由来フコイダン、アガリクス菌糸体エキス末の混合物である。

当法人は、「抗がん作用」「コレステロール低下作用」「血圧低下作用」「抗ウイルス作用」など
さまざまな生理機能が解明されている「フコイダン」について研究を行なっています。

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